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初夏の甲斐路バスツアーの報告
平成19年6月9日

盲導犬の里富士ハーネスの写真
 補助犬育成施設の研修と会員の親睦を図るための恒例の行事となった「はた犬旅行会」は, 6月9日〜10日1泊2日の日程で実施しました。
5人の盲導犬使用者に同伴3人,ボランティア4人, 当会の理事ら6人のを合わせ た過去最多の18人が参加しました。同行のワンコは盲導犬4頭, 引退犬1頭のほかにペット犬2頭です。前回に続いてボランティアの芹澤いづみさんがツアープランと 二日間にわたる進行役を務めていただきました。
   新設の「盲導犬の里富士ハーネス」を訪ねて
 9日の朝,平塚を出発した「はた犬号」はJR八王子駅前で他の参加者と合流し八王子ICから富士宮市へ。 雨の中で雄大な富士山は雨雲に覆われて姿を見せませんでした。
午後2時過ぎ,日本盲導犬総合センター「盲導犬の里富士ハーネス」に到着。 ここは平成18年秋に開設した日本盲導犬協会の新施設で,ユニークな設計による構造が随所に現れていました。 私たちの応対に現れたのは,茅ヶ崎訓練所で最初の男性訓練士として採用された金井政紀さんでした。 現在は訓練部のマネージャーを務められています。金井さんは一行のKさん の下で育てられたパピー犬「うらら」が,栃木盲導犬センターで訓 練を受けていた頃に勤務されていて,「引退犬うらら」と10 年ぶりの対面になりました。
   安住の楽園,引退犬室を見学
 スタッフの案内で施設内を見学しましたが,広々とした敷地の中の施設は拡張を 見込んだ設計で周辺の環境に対する配慮が施されています。 注目したのは引退犬用の引退犬室です。30畳ほどの室内は床暖房が施され,グルーミング室完備, 診察治療室隣接の好条件。4頭の引退犬が居心地の良さそうな木製の仕切でできるスペースでくつろいでいました。 また,施設の一角には引退犬が最期を迎える時のために経過観察室が設けられていて,ここで引退犬は関係者た ちから長年の務めをねぎらわれる中で看取られて永遠の眠りにつきます。 見学のユーザーさんは説明を聞きながら思い思いに手を触れ ながら雰囲気にひたっていました。 当会では引退犬のためのケア介護ホームを準備中ですが,引退犬室は参考になりました。
日本盲導犬総合センターの見学を終えた一行は,静岡から山梨へと宿泊地の 石和温泉和風旅館「みわ」に向かいました。ここはNHK大河ドラマ「風林火山」の御当地です。 旅館は補助犬の受け入れOKということでしたが,到着の盲導犬の受け入れが初めてのせいか 不安を隠しきれない応対ぶり。ところが夕食のテーブルの傍らで静かに伏せている盲導犬に 「おとなしくて,お行儀が良いワンちゃんたち」と驚きを込めて称賛の声が上がっていました。 同伴のパートナーたち,マナーも行動も100点満点でした
6月10日

二人乗り自転車
   梅雨空の下,デザートに「さくらんぼ狩り」
チェックアウトを終えてからバスで白根町の果樹園へ。小雨模様の中を今は旬の「さくらんぼ狩り」 が待ち受けていました。1人当たり料金均一の採り放題,食べ放題ということで, 良く熟れている実に手を伸ばしては,もぎ採るはしから次々と口へ。 実付きのいい高い枝には脚立に上がってルビー色に熟した甘酸っぱい味覚を堪能しました。 この後,バスは一宮御坂ICを降りた所で昼休み。メニューは郷土料理の 「ほうとう鍋」にワイン,青天井を見上げれば豆粒ほどの可愛らしい実を付けたぶどう棚が 一面に広がる,ぶどう園ならではという野外レストランでした。
   パートナーを「二人乗り自転車」にチェンジ
帰途のコースには様々な「お楽しみプラン」が用意されていて昼食後に立ち寄った所は 新緑に包まれた金川の森公園,隣接したドッグラン公園はグラウンドコンディション不良で予定 していたドッグランは中止してサイクリング公園へ。このサイクリングコースは一風変わっていて,自動車練習場に見られるような一時停止や踏切,交差点の信号機などが配置されています。 係員から説明を聞いて乗り込んだのは二人乗りの自転車。普通のタンデム型とは異なり二人が 横に腰掛けて走るものです。パートナーを預けたユーザーさんは付き添いの合図でペダルを漕ぎ, ハンドルを切る。爽快なサイクリングを楽しみました。
   パピーウオーカー体験談に込み上げる感動と熱い涙
フィナーレはワインで有名な勝沼へ。メルシャン勝沼ワイナリーのワイン工場を見学。 解説員の説明を聴きながら原料のぶどうからワインが完成するまでの工程を案内してもらいましたが, 今の時期はぶどうの収穫前のため稼働は中止状態で実際のワイン造りの工程を見ることはできませんでした。 見学を終えた一行は帰途のコースへ。車内ではパピーウォーカーの講演記録が流れました。 そこにはパピーウォーカーの誰もが体験する出会いと別れの交錯した悲喜こもごもの思いが込められ, 聴き入る人に感動と涙を誘わずにはいられないひとときでした。 途中サービスエリアで小休止の後,JR八王子駅で二組に分かれて帰路へ。 午後6時過ぎ,無事平塚に戻り2日間の旅程を終えました。往復の走行距離は約400q。