「グッド!」とニコッとして言うだけでいいんです。
指示通りに出来た時、いい子だったとき、良いことをしたとき。
「グッド」と誉められることが犬にとってのご褒美になります。
例えば、家の中で飼おうとする子犬にトイレのしつけをする時、所定の場所で「ワンツー」と号令をかけ、
出来た時のみ「グッド」と誉めます。それを繰り返していくうちに「ワンツー」という掛け声を聞いて
トイレができるようになります。
わたしがはじめての犬のトイレトレーニングをした時、ある「犬のしつけ」の本に「間違った場所で犬が
トイレをしたときは鼻をその場所に押し付けて強くしかれ」と書いてあったのでそのとおりしたところ、
その子は全くトイレをしなくなりました。どうしてか? その子はその場所でしてはいけない
と解釈しないでトイレをしてはいけないと解釈したのでした。その後、
「出来たら誉める」を続けることでできるようになりました。
同じように、シット、ダウン、ウェイト、ステイ・・・などの指示を教える時も、「出来たら誉める」
を繰り返すことでできるようになります。「出来たら誉める」は「出来なかったらしかる」
よりも数十倍効果があります。
わたしははじめての犬をよくしかりました。教本に「いけないことをしたら、しかれ」と書いてあったからです。
気が付いたら「ノー!」としか言っていませんでした。その子は「ノー」と聞くと走り回って追っかけごっこを楽しみだしたのです。
その後「出来たら誉める」を訓練士の方に教わり改善したのでした。
犬は基本的に洋服を身にまとう、靴を履くなどを嫌います。子犬に至っては先ずはリードをつけることすら嫌がります。
そこでおとなしく身に付けることが出来た時、「かわいいっ、いい子!」とおおげさにでも誉めます。
おまけにそれらを身に付けると外に連れて行ってもらえるというご褒美もつきます。
そのうちに犬は悪い気がしなくなるはずです。
ご褒美の種類には幾つかあります。おやつ、大好きなおもちゃ、遊んでもらうこと、撫でてもらうこと、
だいすきな人間と一緒にいること、散歩、そして誉めてもらうこと。これらのご褒美をうまく使えば犬心
をつかむことができるはずです。但し誉めすぎは禁物です、効果が薄れます。
逆に禁止を教える場合強くしかるのは最終手段とし、ほかの罰で効果があることもあります。幾つか紹介すると、
「あーッ!」と残念そうに発する警告音、親犬の唸り声を真似た低い声、無視、一人ぼっちにする、誉めない、などがあります。
それで効き目なしと見た場合は強く,手短にその場で即座にしかります。
犬は子供と一緒で飼い主を喜ばせたいと思っています。ですから犬が良いことをしたリ、出来たら思いっきり嬉しそうな顔
をして誉めましょう!
「そんな恥ずかしいこと、こちとら人間様だって誉められることなんかほとんどないんだ、一歩外に出れば、
減点主義やあら捜しの社会で生き抜いてきたんだから、誉めるなんてキモいことできるか。」
なんておっしゃらないで、一度試してください、アドレナリンが出ますよ。そればかりでなく犬もいい子になります。
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