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第二回講演会の報告

講演にお越しくださいました皆様、運営に協力いただいたボランティアの皆様
ご協力ありがとうございました
講演風景の写真
講演風景
 
日時平成16年9月5日(日)午後1時〜5時
場所ひらつか市民活動センター2F会議室
JR平塚駅南口から徒歩2分
電話 0463−21−7517
駐車場案内図
内容高齢になっていく愛犬に私達ができること
予定13時開場
13時10分〜13時15分お願いと講師紹介
13時15分〜15時35分講演会(途中休憩15分)
15時35分〜15時55分質疑応答
16時00分〜16時50分懇親会(参加費300円)
応募人数59名
講師

水越先生の写真
水越美奈 獣医師
日本獣医畜産大学卒。
卒業後、動物病院に7年間勤務。
1997年3月より1年間渡米。
2ヶ所のアニマルシェルターで動物福祉教育、しつけ、
聴導犬訓練の研修と3ヶ所の行動クリニックで行動治療を研修。
帰国後、P.E.T.S.行動コンサルテーションズを主宰。
(財)日本盲導犬協会嘱託職員。
JAHA家庭犬しつけインストラクター。

講師の著書・研究などの一部紹介

★著書★
●「なるほど!犬の行動と心理」 西東社 2003
コメント:題名どおり、犬の気持ちを理解してしつけること、また体のことに
ついても書いています。

●「必ず見つかる わが家の愛犬選びベストカタログ」 高橋書店 2003
●「飼いたい犬と暮らしがわかる犬のカタログ2004」 えい出版 2003
コメント:犬選びの本です。さまざまな犬種(各々取り上げる犬種に違いが
あったりします)についての特徴。

★共著★
●「医療と福祉のための動物介在療法」 医歯薬出版  2003
コメント:介在活動や療法に用いられる動物の適性と、行動習性の部分を担当し
ています。

●「イラスト・写真でよくわかる愛犬の育て方」 新星出版社 2001
コメント:犬の育児書です。思春期の犬について執筆担当しています。

●水越美奈(共著) 盲導犬訓練士養成テキスト 全国盲導犬施設連合会 2003
コメント:一般には入手できません。行動学と遺伝性疾患、人獣共通感染症を
部分執筆しています。

★監修ビデオ★
●水越美奈(監修)家族としての犬のしつけ<ビデオ> 映像ボックス 2001
コメント:子犬のしつけについてのビデオです。パピーウォーカーさんなども出
てきます。ちょっとだけ出演もしています。

★訳本★
●水越美奈(監訳) 新版 テリー先生のしつけ方教室 
                                            (社)日本動物病院福祉協会2004
コメント:JAHAの家庭犬しつけインストラクター講座の最新のテキストです。

●現在(2003.11から)、「WAN」(雑誌)に、困った行動解決法、の連載執筆中。

★補助犬の研究★
厚生労働科学研究障害保健福祉総合研究事業・身体障害者補助犬に関して調査研究
対象当会会員及び一般
費用当会会員500円 一般1,000円を会場で徴収いたしました
 
講演概要
高齢になった愛犬に私たちができること
イヌの年齢換算表
・小型・中型犬の3年目以降 24+(生後年数-2)×4
・大型犬の2年目以降 12+(生後年齢-1)×7
=人間に変換した年齢
生後年数小型・中型犬大型犬
1ヶ月1歳1歳
1年17歳12歳
2年23歳19歳
3年28歳26歳
4年32歳33歳
6年40歳47歳
8年48歳61歳
10年56歳75歳
12年64歳89歳
14年72歳103歳
16年80歳117歳
18年88歳131歳
加齢に関する問題が出現しはじめる年齢
小型犬9〜13才
中型犬9〜11.5才
大型犬7.5〜10.5才
超大型犬6〜9才
老齢犬に良く見られる健康トラブル
1:消化器系
・食欲のむら、胃腸にガスが貯まりやすい
・便の変化〜便秘、下痢
・唾液の分泌量の低下
・栄養の吸収や代謝能力の減少
2:歯
・歯石の付着と歯茎の退縮 歯石⇒歯肉炎⇒歯周炎⇒歯槽膿漏
・歯肉の増成と肥厚
・口臭の変化
3:心臓
*以前ほど遠くまで歩けない(歩きたがらない)、速く走れない(走りたがらない)
*持続的な咳やぜいぜいするようになる
*舌や粘膜が青紫になる(チアノーゼ)
4:腎臓
・多飲多尿
・食欲不振・嘔吐 =重症
・貧血 =重症
5:骨関節
・散歩を嫌がる、階段の昇降を嫌がる
・歩くのが遅くなる、頭を下げて歩く
・お尻を振って歩く
・起き上がりがぎこちない
・脚を引きずる
6:感覚器
・視力低下、視覚障害(核硬化、老齢性白内障など)
・聴力低下、聴覚障害
7:生殖器(未避妊/未去勢の場合)
メス  ・子宮蓄膿症
オス  ・前立腺肥大  ・肛門周囲腺腫瘍  ・精巣腫瘍
8:内分泌(ホルモン)の病気
9:腫瘍
老齢犬との暮らし
1:住環境の整備
・排泄場所のアクセス
・部屋のレイアウトはできるだけ変えない
・滑りにくい床質
・段差(昇降)をなくす
・一定の温度(湿度)
・早めの点灯
・(玄関ブザー)
2:食餌
・1日に必要なエネルギー量は減る
・食欲や消化能力も減る
 −食餌は分けて与えると良い
 −今までの味に頑固になっているので切り替えは時間をかけて行う
3:日常のケア
・散歩
・全身を触ること(スキンシップ)
・ブラッシング
・シャンプー
・爪きり
・足の裏
・耳の手入れ
・歯(口腔内のチェック)
・排泄の機会を多くする
老齢犬の行動の変化
1:老齢犬に良く見られる行動的な問題
・屋内での粗相
 原因;腎機能低下/消化機能低下/内分泌の病気/排泄場所へのアクセス/認知機能低下
・分離不安や不安症
 原因;加齢による不安の増加/感覚の減退/認知機能低下
・無駄吠え
 原因;日常生活の変化(不安)/関心を求める行動(不安)/認知機能低下
・夜間の落ち着きのなさ
 原因;痛み/関心をひく行動(不安)/認知機能低下
2:認知機能低下症候群
『加齢との関連あるいは高齢によって発症する医学的全身状態に起因しない行動の変化』
・記憶と学習の低下;ヒト、場所
         ;号令、名前、仕事、食餌、トイレの場所
・つきあいが悪くなる;犬同士、飼い主
・不安が強くなる
・迷子になってしまう
・睡眠サイクルの変化;夜間の覚醒
・無目的な行動、反復行動
・排泄の失敗
3:痴呆症
『高齢化に伴って一旦獲得した学習および運動機能の著しい低下が持続し、
コミュニケーションがとれなくなって飼育困難になった状態』
・大きく抑揚のない鳴き声(意味なく吠える)
・飼い主を識別できなくなる
・睡眠サイクルが逆転する
・表情がなく、何に対しても無関心になる
・とぼとぼと前進のみの歩行になる
・部屋の角に頭をつけて動けなくなる(わざわざ袋小路にはまってしまう)
・排泄の失敗
・食欲旺盛な割に下痢もせず痩せてくる
・顔が柔和(やさしく)なる
4:認知機能低下と痴呆の予防法と治療法
・治療法と予防法はない
・できるかぎり進行を遅らせるようにする
・薬や健康食品で症状が軽減する(よくなる)こともあるが、いずれは進行する
高齢犬のQOLを維持するには?
・定期的な健康チェック(定期検診)
・病気への抵抗性を低下させない・・・ ワクチン/良好な生活環境と良い生活習慣
・適切な刺激
できるだけ進行を遅らせるような適切な刺激とは?
・過剰でないこと
・身体的に負担がないこと
・身体的・社会的な刺激
・相互の働きかけがあるもの
過剰な刺激とは?
・急激な環境の変化
・家族のメンバー(飼い主)と犬との関係の変化
高齢犬の介護
その目的は、その症状ができるだけ悪くならないようにしながら、苦痛を少しでも和らげ、
身体的に制限された中でも毎日できるだけ楽しく生活できるようにすること
 
アンケート集計結果  回答者28名
あなたの性別 男性 8名  女性20名
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補助犬について 4名 具体的には
老後問題の渦中にいると思いますので5年後に同じテーマでお願いします。 1名
引退後のケアーなど。 1名
介助犬のこと。 1名
引退後の補助犬について。 1名
犬のしつけについて 13名
犬の健康について 17名
その他 2名 犬の問題行動について 1名
今まで厳しい訓練をつんで仕事を終えた補助犬たちの心理状態、
他の普通に飼われている犬たちとの行動の違いはあるのか?
引退した犬に具体的にどのようなことをされているのか?
その実例とこれからにおける課題など。 1名